中島健人くん宛ての恋文をしたためる【星の王子さまの便箋編】
だんだん肌寒くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか、わたしは元気よく泣きながら机に向かっています!1週間後に全統記述模試を控えています。ン〜〜〜〜〜逃げ出したい☆
この秋わたしは19歳の誕生日を迎えます。このまま塾、自宅学習、塾、自宅学習、模試、塾、といった生活のままさらっと18歳を終えてしまうのかと思うとなんだか悲しくなって、今のうちにやっておきたいことを考えてみました。
早いものでジャニーズに心を奪われてもう9年近く経ちます。もちろんその間いろいろとまわり道をしたし、ずっと同じ人を担当していたわけではないけれど、この9年間ジャニーズが好きだあのグループが好きだこの人が好きだなんだと言いながらわたしは一度もファンレターを送ったことがありませんでした。「送っても読んでもらえるわけ(笑)」というのが正直なところでした。でも最近になって、いつか健人くんが山積みの封筒の中からわたしの手紙を見つけて封を開いてくれるんじゃないか…と思うようになりました。おそらくLove Ken TVで健人くんとデートを4回したことが最たる原因だと考えられます。そしてついにわたしは決めたのです。
18歳のうちに健人くんにお手紙を書く!!!(全統模試8日前)
とは言っても何をどういったテンションで書けばいいのか、どの程度装飾するものなのかはたまたシンプルなものがいいのか、敬体で書くのか口語でいいのか、何枚くらいにまとめればいいのか…無計画に書き進めて行ったら詩集が一冊出来上がってしまう……。
内容はともかく、まずは便箋選びです。わたしは「かわいいもの」を思い浮かべました。健人くんにまつわる可愛いものをいっぱい。
バラの花、ピアノ、シンデレラ、王子様、チョコタルト、星屑、スパンコール、リス、バナナ、カメ、ハチミツ、子ブタ、…。
そうはいってもやっぱりこちら側の想いも込めた便箋にしたい。健人くんにぴったりでメッセージのこもったものがいい。そこでわたしは閃きました。
永遠の名作「星の王子さま」の便箋。
世界中の人々がそうであるように、わたしも星の王子さまに夢中になりました。
有名なフレーズがたくさん登場しますが、中でもわたしが好きなのはB612の王子さまが五千ものバラの花たちに向かっていった言葉と、その後に続くキツネの言葉。
そりゃ、ぼくのバラの花も、なんでもなく、そばを通ってゆく人が見たら、あんたたちとおんなじ花だと思うかもしれない。だけど、あの一輪の花が、ぼくには、あんたたちみんなよりも、たいせつなんだ。だって、ぼくが水をかけた花なんだからね。覆いガラスもかけてやったんだからね。
あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラのためにひまつぶししたからだよ。
人間っていうのは、このたいせつなことを忘れてるんだよ。だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。めんどうみた相手には、いつまでも責任があるんだ。まもらなけりゃならないんだよ、バラの花との約束をね…」サン・テグジュペリ作 内藤濯 訳 岩波文庫「星の王子さま」より
アイドルは他にもたくさんいるけれど、健人くんはわたしが時間を費やす度に(ちょっぴりだけどお金も)、わたしのなんでもない時間を幸せなひと時に変えてくれました。だからわたしは健人くんが風で倒れてしまわないようについたてを立ててあげたいし、葉についたケムシを取ってあげたいと思うのです。最近何かと物騒だけど、覚悟を持って見つめたい。健人くんをたいせつにしたい。
このシーンの後、あの名言が登場します。
「たいせつなことは目に見えない」
それでは次回「健人くん宛ての恋文をしたためる【時候の挨拶〜内容編】」に続きます。
さようなら〜!